「君たちはどう生きるか」読んだ。

ささ、今日も書きます、こんばんは。今日も茨城に出張してきました。協力会社さんの社長と社員さんにお仕事教えてきましたよ。楽しい。

 

さて、今日は吉野源三郎さんの「君たちはどう生きるか」についてのまとめです。最近本屋さん行ったらよく見ますよね。あんまり買う気は無かったんですけど、気付いたら買って読んでましたので、簡単にまとめです。

 

 

漫画 君たちはどう生きるか

漫画 君たちはどう生きるか

 

 

まずそもそもは、中学2年生のコペル君が身の周りで起きる出来事を通して考え、それを受けた叔父さんのアドバイスなどで成長していく姿が書かれた物語になってます。そしてどんな人間として生きていくのか。

 

コペル君はこんなことに気が付きました。

デパートの屋上から小さく見える人の動きを見ること。→人間が分子みたい(なにかの一部分であること):自己中心的な考えではなく自分が世界の一部と考えられたことは大きな一歩だ。

 

いじめられる浦川くんを助ける北見くんに好感を持つ。→:物事に対して自分がどう感じ、どう思ったかよく考え、自分の思想を理解すること。自分の考えでは人間の立派さがどこにあるのか確定させること。

 

ニュートンのリンゴの木の話と夢の中で考えていた粉ミルクのかんのこと。→粉ミルクを作るにあたってたくさんの人が関わっている。:このような関係はただの生産関係であって、人間らしい人間関係ではない。人間らしい人間関係であるべきだ。お互いに、好意をつくし、それを喜びとすること。

 

貧しい生活で生産する浦川くんと不自由ない生活で消費専門のコペルくん。→貧しいこと自体が悪いことじゃない。生産消費の点で見ると貧しくても素晴らしい人、富んでても何の役にもたってない人がいる。消費専門の人がほかの点で、大きなものを日々生み出している、なんだろう。

 

かつ子さんのナポレオンの話、英雄的精神とは。先輩に理不尽に目をつけられた北見くんを先輩から守るため、みんなで約束。→ナポレオンの人生の盛衰は人を助けるために動いたか、それとも苦しめるために動いたのかで大きく別れている。

 

北見くんを守る約束を破ってしまったコペルくん。石段を登るおばあさんに声を掛けられなかったお母さんの話。→躊躇もあるけどやろうと思った時にすぐにやるべき。ただできなかった後悔は自分を正しい方向に導いてくれる。人間の心の痛みは本来あるべき人間らしい姿への修正を意図するもの。怪我だって同じ。

 

コペルくんは、すべての人がおたがいによい友だちであるような、そういう世の中ぎ来なければいけないと思い、それに役立つような人間になりたいと思いました。

 

君たちは、どう生きるか。

 

で締めくくられてます。心の動きの苦しみや後悔が本来あるべき人間の姿への修正というのは納得ですね。それを踏まえ、あなたはどんな風に生きますか。ということなんですけど、難しいですね。まずは自分が何に対してどんな風に何を思うかを徹底的に考えなきゃですね。何となくはわかりますけど。

 

それと気になるのは、消費専門の人が日々生み出してる、大きなものってなんなんでしょう。消費することによって起こる需要くらいしか思いつきません。なんと頭が悪いのでしょう。これに少し悲しみを覚えるので、きっと人間はもう少し頭がよくなるべきなんでしょう。それが人間らしいということなのでしょう。笑

 

ねむねむやな、明日も仕事頑張るで。

おやすみさん。

 

りつ