スタバではグランデを買え!
はい、こんばんは。
今日も遅くから更新していきます、りつです。
今日書くのはタイトルから分かる通り、読んだ本ざっくり紹介のコーナーの第2回ですね。読み終わったので早速紹介していきます。まず、この本個人的には割と好きな内容だったんですけど、ブックオフで200円ですよ。10年前の内容とはいえ、知らないことたくさんです。ほい、それでは紹介していきましょう。この本ですね。
スタバではグランデを買え!―価格と生活の経済学 (ちくま文庫)
- 作者: 吉本佳生
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2012/01/01
- メディア: 文庫
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スタバではグランデを買え!
何とも気を引くタイトルですね。僕はスタバにはあんまり行かないんですけど頼む時はいつもトールなのできっと読むべきですね。
この本は取引コストについての本です。取引コストってなーに。取引コストとは、例えば自動販売機でジュースを買うか、スーパーで買うかって時に、スーパーなら安く買えるけど行くのめんどくさいしジュースひとつでレジに並ぶのも嫌だなーっていうジュースを買うというサービス以外にかかる時間や行動などめんどくさいことです。この取引コストがあるがために自動販売機のジュースが高いのに売れたりするんですね。
それで話は戻って、じゃあなんでスタバでグランデを買うのって理由なんですが、簡単に言うとグランデだとショートやトールに対してお店もお客さんも満足度が高くなるからなんですね。スタバとかカフェの飲み物って豆などの原料に対して一杯あたりに占める労働コストの割合が高いんですね。グランデだとショートやトールを作るのと労働コストはあまり変わらないのにお店には儲けが増え、お客さんは割安で量が飲めちゃう。これですね。このスタバグランデの章では取引コストを節約したり考えたりすればもっといい消費生活できたり、ビジネスの面白いところが見えてきますよーって話でした。
そしてこの本で僕が一番いいなと思ったところをすごく紹介したくてうずうずしてました。スタバは行かないんでグランデなんてどうでもいいんです。笑
「比較優位」って知ってますか?僕は知らなかったです。ある考え方みたいなもんなんですけど、例えば何でも器用にこなすAさんとそんなに器用では無いBさんがいますね。ここではどんな風にすれば2人が効率よく働けるかを考えていきます。
Aさんは
・600件/hでデータ入力
・12個/hでグラフ作成
それに対しBさんは
・400件/hでデータ入力
・4個/hでグラフ作成
ができます。
これだけ見るとBさん仕事できねーなぁって思っちゃうんですけど見方を変えますね。
Aさんは
・データ入力100件につきグラフを2個作成
・グラフ1個につきデータ入力を50件
Bさんは
・データ入力100件につきグラフを1個作成
・グラフ1個につきデータ入力を100件
まずはデータ入力につき作成できるグラフの数について見ていきましょう。Aさんは2個でBさんは1個ですね。確かにBさんはAさんに比べて仕事できねーなって見方もできます。しかし、Bさんは2人が効率よく仕事をする上で、データ入力に対しAさんより優位なんです。これが比較優位ですね。Aさんにはデータ入力をさせている場合ではありません。というのもAさんがグラフ作成していたら2個も出来ていたのに、Aさんがデータ入力をしていたばっかりにBさんはグラフを1個しか作れませんでした。これはこれはなんと効率の悪い…。
長々と説明しましたが、簡単に言うと比較優位ってのはある仕事をする上で他の仕事がどれだけ犠牲(コスト)になるかって視点で考えたときに、どんな人でも優位があるんだよってことですね。
あー疲れた。説明ってやっぱり難しいですね。まぁとにかくこの本は取引コスト(あるサービスそのもの以外にかかる時間や手間)を知ることで、もっとうまく消費生活ができるようになるし、楽しくなるよって感じの本です。読みたくなったら一声かけてください。貸します。以上まとめでした。
今日の写真はこの前夜写真撮りに行った時のものです。北陸は雪が酷いです。雪かき頑張ります。
長くなりました。最後まで読んでくれてありがとうです。
それではおやすみなさい。
りつ